All-Star Polar Alignment

天体の長時間露光撮影を行うには、極軸合わせ(赤道儀化)された望遠鏡が必要です。これにより、望遠鏡は天体の動きを正確に追尾できます。しかし、正確な追尾には、アライメントの精度が不可欠です。天の北極(NCP)のすぐ近くに見える星があったとしても、真の天の北極を補助なしで見つけるのは非常に困難です。

そこで役立つのが、「All-Star™ 極軸アライメント」です。All-Starは、セレストロン社独自の革新的なアライメント手順で、一部のセレストロン製コンピューター制御望遠鏡に搭載されています。ユーザーは、NCP付近の星だけでなく、任意の明るい星を選択するだけで、ソフトウェアがアライメントの計算と補助を行います。

 

仕組みは以下のとおりです。

望遠鏡を2つ以上の明るい星に合わせると、All-StarNexStarハンドコントローラーに表示される任意の明るい星を選択できるようになります。この星は、ソフトウェアが望遠鏡の架台を天の北極に正しく合わせるためのアシスト役となります。

望遠鏡の同期機能を使用することで、架台は高い精度で明るい星を向き、視野の中心に捉えます。中心に捉えた後、架台は「もし極軸が正確に合っていた場合にその星があるべき正確な位置」へと望遠鏡を向けます。そこで、架台の高度および方位調整ノブを操作してその星が再び接眼レンズの中心にくるように調整すると、実際には架台の極軸を天の北極の正確な位置へと動かしていることになるのです。

 

よくある質問

北極星を使って望遠鏡の極軸合わせはできますか?

北極星は北天の極に非常に近く、あまり明るくないため、全星法にはお勧めしません。北極星以外の星を使う利点は2つあります。

  • 北極星は常に見えるとは限りません。そのため、北極星よりも明るく目立つ様々な星を使うことができます。

     

  • 選んだ星は北天の極から遠いため、接眼レンズで星を中心と合わせる際の精度が高くなります。

 

極軸合わせに最適な星はどれですか?

最良の結果を得るには、子午線付近、できれば天の赤道付近にある明るい星を選んでください。西/東の地平線付近や真上にある星は避けてください。これらの星は、架台の高度・方位角調整で中心に合わせるのが難しい場合があります。また、天の極に近すぎる星は、遠い星よりも精度が低くなります。

 

極軸合わせ後、アライメントが狂うことはありますか?

いいえ。架台のアライメントは維持されますが、極軸合わせ中に架台をどれだけ動かしたかによって、精度が多少低下する可能性があります。望遠鏡の追尾性能は非常に優れているかもしれませんが、特にCCDチップ上に小さな天体を捉えようとする場合などは、導入精度の再調整が必要になることがあります。

 

望遠鏡のAll-Star極軸アライメントの具体的な手順については、以下のいずれかを参照してください。